涙〜あなただけが〜



____________


「...はあ、疲れたね」



あれから雅の弟と部活の話をして

雅のお母さんの質問攻めにあって


やっとお風呂に入って
雅の部屋で落ち着いている





「ね、ベッド行こっか」



そう言って階段を上っていった



私もつかさずあとを付ける


「......わあ!」






狭い階段を抜けて目に広がったのは
六畳分の屋根裏べや


すっごいオシャレ!



秘密基地みたいでドキドキする




「...秘密基地みたいでしょ?」


「それ、今思ってたよ!」





「「シンクロ!」」



「ぷっ、あははははは!!!」




「ちょっ、真似しないでよ!もー!」


雅とこうして笑えたのはいつぶりだろう




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