first love
第2章 初恋
堕落
あの日から、翔は毎日仕事の後あたしの家に来た。
一緒に寝て、一緒にお風呂に入って、一緒にご飯を食べて、一緒に歌舞伎町へ向かった。
いつの間にか同棲生活が始まっていた。
付き合ってるわけでもないのに、
理由もなく毎日一緒にいる変な関係だった。
お互いそれ以上もそれ以下も求めることはなかった。
翔と一緒に暮らし始めて一カ月が経とうとしていた。
季節は春になろうとしていたそんなある日、
仕事の後、店長に呼び出された。
そして、言われた。
「翔と別れろ」
は?
あたしは店長を睨んだ。
「今月、お前の売り上げ不調なの自分でも分かってるよな?」
それにはとっくに気づいてた。
「それと翔何が関係あんの?」
「翔にハマった女はもう元には戻れない。
今なら引き返せる。
もうあいつはやめろ」
店長は真剣な眼差しであたしを見つめた。
「やめろって付き合ってないし…」
「一緒に住んでるんじゃないのか」
「なんで知ってるの?」
「マナミから聞いたよ。
あいつもお前を心配して俺に相談してきたんだよ。」
…マナミ。
余計なこと言って。
「このままでいいのか?
今月マイに抜かれてるぞ」
思い当たる節はありまくる。
仕事の後、翔と待ち合わせしてるからアフターをやめたこと。
ネットであたしと翔の噂が回ってること。
それで客が減ったのも事実だった。
店長に言われる前からあたしは焦っていた。
だけど、焦っても空回り。
売り上げに繋がらない。
「あたし、どうすればいい?」
「翔とは切れ。
あいつは女をだめにする。
お前、自分で気づいてないだけ「あたしは他の女とは違う!」
店長の声を遮った。
だって、あたしは他の女みたいに
あいつを好きになったりしない。
あたしが大切なのはあいつより仕事。
No. 1が欲しい。
「それとな、翔と切ってほしい理由はもう一つある。」
一緒に寝て、一緒にお風呂に入って、一緒にご飯を食べて、一緒に歌舞伎町へ向かった。
いつの間にか同棲生活が始まっていた。
付き合ってるわけでもないのに、
理由もなく毎日一緒にいる変な関係だった。
お互いそれ以上もそれ以下も求めることはなかった。
翔と一緒に暮らし始めて一カ月が経とうとしていた。
季節は春になろうとしていたそんなある日、
仕事の後、店長に呼び出された。
そして、言われた。
「翔と別れろ」
は?
あたしは店長を睨んだ。
「今月、お前の売り上げ不調なの自分でも分かってるよな?」
それにはとっくに気づいてた。
「それと翔何が関係あんの?」
「翔にハマった女はもう元には戻れない。
今なら引き返せる。
もうあいつはやめろ」
店長は真剣な眼差しであたしを見つめた。
「やめろって付き合ってないし…」
「一緒に住んでるんじゃないのか」
「なんで知ってるの?」
「マナミから聞いたよ。
あいつもお前を心配して俺に相談してきたんだよ。」
…マナミ。
余計なこと言って。
「このままでいいのか?
今月マイに抜かれてるぞ」
思い当たる節はありまくる。
仕事の後、翔と待ち合わせしてるからアフターをやめたこと。
ネットであたしと翔の噂が回ってること。
それで客が減ったのも事実だった。
店長に言われる前からあたしは焦っていた。
だけど、焦っても空回り。
売り上げに繋がらない。
「あたし、どうすればいい?」
「翔とは切れ。
あいつは女をだめにする。
お前、自分で気づいてないだけ「あたしは他の女とは違う!」
店長の声を遮った。
だって、あたしは他の女みたいに
あいつを好きになったりしない。
あたしが大切なのはあいつより仕事。
No. 1が欲しい。
「それとな、翔と切ってほしい理由はもう一つある。」