私の歩んできた道

楽しみにしていた学校。

母と妹と共に
入学式へ。


派手な母は周りから
注目されていた。


それに引き換え…

私は
色がくすんでしまった
ブラウス。

シワシワのスカート。

手入れの行き届いていない
ボサボサの髪。

綺麗ではない靴。


子供心に
悲しくなり

家に着いて母に

『私も可愛い洋服が着たい。』

と、言ってしまった。

その言葉を聞いた母は

『こんなに私が頑張ってるのに
文句があるのか!
このクズが!』

と叫びながら

私を蹴った。

反動で転んだ私の背中を…

さらに

蹴り続けた。



私は…

『ごめんなさい…
ごめんなさい…』

と、言う事しか出来なかった…
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