もう、やめにしましょう




無言で紅茶を飲む先生




カップを置いて
静かに聞く


「君が考えてることを聞きたい」




久しぶりに先生の真顔を見た






「このまま先生との時間に
甘えてちゃダメだと思ったんです」


カップに手を添えて暖かさをを感じる



「先生と過ごす度に、奥様の顔や
先生が話す奥様との思い出が浮かぶんです




もう、これ以上






奥様を傷つけたくないです」




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