もう、やめにしましょう



テーブルの向こう側から


なにか音が聞こえる






「顔あげてくれ」





声がするのは私の右側


先生は正座して座っていた







「ごめん」




先生の顔が床を向く




「僕は、君に甘えすぎていた
自分で自分に気づけてなかった」




伏した顔から真剣な声が聞こえる





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