もう、やめにしましょう



「君が話を聞いてくれて、受け入れてくれることに
僕は甘えていたんだ


だけどそれは君を苦しめてたんだな」




「苦しめてた...」



自分で受け止めたくない部分を
先生には見つめられた





「僕が君に甘えるほどに君を苦しめるし
ちょっとずつ妻も苦しめている


気づけなくて、本当に申し訳ない
これ以上君を苦しめたくない」





私はいつから弱くなったんだろう




先生の言葉一つが
胸につまる



苦しい気持ちではない


私の気持ちを見つめられて
安心しているのかもいしれない


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