窓からいつも見てたんだ

(キーンーコーン・・・・・・)

六時間目の終わりのチャイムが鳴った。

「はい、それでは皆様ご機嫌よう。気をつけて帰ってねぇ、あっ、それと鷲宮君と鈴堂さんは日直の当番よろしくね、最後に日誌をわたくしが居る職員室に持ってきてね。それでは皆様また明日。」



みんながガヤガヤ帰りの仕度を仕始め、一人、また一人と帰っていき最後に桃がニタニタしながら座っている麻美に近ずいてきた。


「まぁ〜みぃ〜、日直お疲れさまぁ〜。じゃ、私帰るわ、がんばってね!!!」

「ありがと!頑張る!!!」


鷲宮君と二人っきりになった教室はなんだか麻美にとっては幸せな時間そのものでした。

そろりと鷲宮君を見ると夕焼けのそらを眺めています。

「鷲宮君・・・・カッコイイなぁ〜」

「んっ?何か鷲宮君、顔赤くなってない?」
ふとそうなっている事に麻美は気付きました。
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