窓からいつも見てたんだ
恐る恐る声を掛けた。
「あっ、あの、鷲宮君?顔赤いけど大丈夫?」
「あっ、大丈夫だ。ごめん、その、大丈夫だ・・・・」
「何かオレやることあるか?日誌書かせちまってすまないな」
「ううん、そんな事ないよ。でも本当に赤いよ顔、誰か読んでくるよ私」
麻美は立ち上がり一番近い後ろドアに向かおうとしたとき・・・・
「待て!!!!!!」
鷲宮が麻美の手首を掴んだ。
「オレが、赤くなってるのはお前の事が心から離れないからだ。」
鷲宮は麻美の目を見ながら言っている。
麻美は自分の気持ちを伝える・・・
そう思った。