向日葵の事情
「………………うぃーす」
「どうした、梓。
元気ねぇじゃん」
「あったりめーだろが真咲!
なんで有馬ちゃんに冷たくしなきゃいけないんだよ!
あー、有馬ちゃんの癒しの笑顔が早く見たい」
「癒しって…有馬はどちらかつり目でキツイだろ」
「そう言う晴哉だって実は有馬ちゃん大好きなくせにー」
晴哉の顔は赤くなった
「あっははは、まじわかりやすーい!」
「「「「………はぁ」」」」
やっぱり笑っても笑ってもため息しか出ない。
俺らにも作戦はあるが、
それも結構有馬ちゃんに危ない
「おっ、なんか聴こえる」
そう言うのはヘッドホンをした真咲。
「時雨か…、早速動いたか」
そう、聴いてるのは有馬ちゃんの盗聴。