向日葵の事情
時は流れ7日を迎えた。
『隠し子とはどういうことですか!』
『大企業としてどうかと!』
『何故、この時期に!』
目の前には沢山の記者がいる。
流石、錦グループ。
芸能人でもないのにこの騒ぎ。
いや、もうここまで来るとあたしは芸能人か?
『隠し子って社長はどんな生活してたんですか!』
…はい?
「待ってください、今なんと仰いましたか?」
『だから、どんな…』
「母を侮辱するのはやめてください。
この件については母は最善を尽くしました。
もしあたしを隠さなかったとしても、この騒ぎが早まるだけかもっと酷いことになってたと思います。
決して誰も悪くありません!」