向日葵の事情
金髪でも不良とは限らないし、転校もワケありだし、昔から英才教育ってのは受けてきてるっつーの!
そろそろあたしの周りに"むかつきマーク"が浮かんで来そうだ
「りゅ、龍一!!」
クラス((((呼び捨て!?))))
「梓をどうにかして!!」
クラス((((指図!?))))
何故かクラスのみんなは顔を真っ青だ…梓以外。
…なんで?
「有馬、楽しそうだし行ってこい」
え!
「流石、先代!恩に着る!」
ちょっ!
楽しくないし、恩は脱ぎ捨てろぉぉ!
あたしは梓に手を引かれ、屋上へ連行された
女子の視線痛い…
「真乃…ごめん…」
龍一は小さく呟いた
勿論あたしは龍一の寂しそうな呟きには気付かなかった