向日葵の事情

そのあとに自分の失態に気付いたのか、晴哉は赤い顔を更に赤くした

梓は呑気に
「あー、晴哉触っちゃったんだー!まあ俺、そこまで聞いてなかったけどー。こんのラッキースケベぇー」

クスクスと晴哉を肘でつつく


晴哉は男女共に認めるイケメンだが、女と付き合うことにだらしないことは一切なかった

つまり純粋なのだ

少なくとも幼稚園の頃からの幼馴染みである俺はそうだと思ってる


「梓、晴哉。彩都の前では自重しろ。あと晴哉。え、ええええふ…F…キャップ…如きで動揺してんじゃない」

俺は真顔でそう告げた


「「「……………………」」」

「すみませんでした、俺も動揺しました」

ベタァァッと土下座をした
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