向日葵の事情

「ちっ…まあ1人ライバル増えたところで問題ねぇ。おい有馬、彩都から過去聞いたのか？」

「んー？うん。ま、あたしは痛くも痒くもなかったけどねぇー」

性格の問題なんだろうが。


「え！？有馬ちゃん、なんでいつもと変わらないの！？」

「しっ、静かに梓」

「え、だって…真咲…」


「確かにその時の彩都は辛かったのかもしれないけど、その体験はただの踏み台になっただけでしょ。そう思えば楽に先に進める」

みんなが ポケー としてる

一番近くにいた晴哉があたしの頭を撫でてくれた

「そっか、そのくらいに割り切ったほうがいいよな。ありがとな、有馬」

「ううん、こちらこそ彩都のこと聞けてよかった！」



こうして女嫌いとの気まずいお留守番は終わった