向日葵の事情
「嫌味言いに来ただけ?」
「嫌味じゃねーし。俺は空海の幹部さんたちになこ、だーいじなこと言いに来たの」
時雨は一歩後ろに下がり、
みんなの顔をみて言った
「有馬のこと、お前らがどこまで知ってるか知らねぇけど。
お前らの姫さんが、ちょっくら悪い子なので禅にて調教したいんだよな。
ってわけで奪いに来る。
期間は来週から1ヶ月間、7月6日の23時59分59秒まで」
「時雨、みんなを巻き込む必要はないでしょ?あたしに用があるなら巻き込むな」
「有馬はわかってないなぁ。それじゃ面白くないでしょ?
俺はお前の"絶望に満ちた表情"が好きなの。前にも言ったでしょー?」
『お前のその表情…いいね、押し倒しちゃいそう』
あたしは俯く