切恋【完】
「早く出てって?
愛莉なんてもう見たくもない」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥っ」
離れよう。そうきめたのは私なのに
突き放されて初めて気付く。
こんなに傷つくもんなんだ‥‥‥‥‥‥。
「‥‥‥‥‥‥‥っ」
気づけば目からまた涙がこぼれていて、うつむいたとどうじに床にパタパタとシミをつくっていく。
「はやくどっかいって」
頭上におとされた冷たいこえに身体が凍りつく。
「っうん、いま‥‥‥‥‥でてくから」
動いて。
動いてよ私の足。
なんでうごかないの!?
立ち上がろうとするのに、身体がいうことをきかない。
そんな私を無視してまた始まる二人の行為。
〜っ、も、ヤダよ‥‥‥‥‥‥‥。