切恋【完】

だけど、中学にあがればお互い変化していくこともあるわけで。




シュリはその容姿に寄ってくる女の子を片っ端から相手して、無類の女好きになっていった。





登下校と一緒にしていた私は、帰る直前シュリを迎えに行くと情事中、、なんてことはざらにあった。






平気なの？そう聞かれれば平気じゃないけど、だけど、そんな女の子たちにシュリが本気になるわけがないことは分かってたから、特に気にもとめなかった。





いつだって一緒にいるのは私だし、シュリの事を一番わかってる自信があったから、いつかは振り向いてくれるだろうなんて、何にも行動を起こさなかったくせに、図々しくそう思っていた。





だけど、現実ってそんな甘くないものなんだね。