切恋【完】
「あのー‥‥‥‥‥。
2人して俺のこと忘れてない?」
「「!!!」」
あああああああゆむ!?
ごめん!ちょー忘れてた!
気まずそうに私達を睨むあゆむに二人して全力で謝った。
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「ふうん、じゃああゆむはれいりと付き合ってるんだな」
「そうそ‥‥‥‥‥‥て、れいりを呼び捨てにしていーのは俺だけなんだけど?」
「うるせーあゆむも愛莉のこと呼び捨てじゃねえか」
「もうやめなって!」
帰り道。
私の家に行こうってなった私達は、3人仲良く歩いていたはずなのに目を離せばすぐ喧嘩。
「てかさ、あゆむ俺らやっぱ俺んちいくわ」
「え?」
「そ?じゃー俺れいりと心置きなくラブラブしてくんね」
最近愛莉の面倒みて、することできてなかったからさ。
なんて最後に下ネタをぶっこんでかえっていったあゆむ。
あいつ‥‥‥‥‥‥。
「さー、俺らも帰ろっか♡」
俺の家に♡
なんて語尾に♡をつけるもんだから殴ってやった。
「いってぇ!!え!?」
「あんた、下心みえみえなのよ!
一ヶ月すぎるまでエッチはしないから!」
「はあ!?嘘だろ!?」