赤色の少女-紅葉-
ファンタジー
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唯楓 憂/著
- 作品番号
- 1161637
- 最終更新
- 2015/01/18
- 総文字数
- 0
- ページ数
- 0ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 0
- いいね数
- 0
-現国神話-
それは、
赤き龍神が人間の姿になり天界から地上へ降り国を治めてゆく話。
それが、嵩花国初代国王。緋龍王
だが、その緋龍王も人の身となってからはいずれ人と争うことになった。
人々の心は邪に満ち神を忘れてゆき国は荒れた。
緋龍王も、権力を欲する人間達に捕らえられた。
『緋龍よ』
あわば、討ち滅ぼさせそうになとき、天界から4体の龍が舞い降りた。
「「「「緋龍よ、貴方を迎に来た。信愛と学びを忘れた人間など滅ぼし天界へ帰ろう。」」」」
だが、緋龍はそれに応じなかった
「いや、我はもう人間だ。人に憎まれても、人に裏切られても我は人間を愛せられずにいられないのだ。」
龍達もまた緋龍を愛し失いたくないと願った。
青、緑、黄、白の4体の龍は緋龍を守る為、人間の戦士に自らの血を与え力をもたらした。
ある者は 何もかも引き裂く 鋭い爪を
ある者は 彼方まで見通す 眼を
ある者は 傷つかない頑丈な 体を
ある者は 天高く跳躍する 脚を
『これよりお前達は我々の分身』
『緋龍を主とし命の限りこれを守りこれを愛し決して裏切るな』
龍神の力を手に入れた戦士達は部族を率い、
緋龍王を守り国の混乱を鎮めた。
戦い疲れた赤き龍は、眠りにつき
四龍の戦士達は役目を終えた。
四龍の戦士はもう動かない王を想い泣いた。
大切な人を失った悲しみなのか
自身の中にある龍神の血が緋龍の死を悲しんでいるのか。
彼らにはわからなかった。
それから四龍の戦士達は、自らの力を人の手に余るものと部族の元を去り、
それぞれいずかこへ消えたという。
それは、
赤き龍神が人間の姿になり天界から地上へ降り国を治めてゆく話。
それが、嵩花国初代国王。緋龍王
だが、その緋龍王も人の身となってからはいずれ人と争うことになった。
人々の心は邪に満ち神を忘れてゆき国は荒れた。
緋龍王も、権力を欲する人間達に捕らえられた。
『緋龍よ』
あわば、討ち滅ぼさせそうになとき、天界から4体の龍が舞い降りた。
「「「「緋龍よ、貴方を迎に来た。信愛と学びを忘れた人間など滅ぼし天界へ帰ろう。」」」」
だが、緋龍はそれに応じなかった
「いや、我はもう人間だ。人に憎まれても、人に裏切られても我は人間を愛せられずにいられないのだ。」
龍達もまた緋龍を愛し失いたくないと願った。
青、緑、黄、白の4体の龍は緋龍を守る為、人間の戦士に自らの血を与え力をもたらした。
ある者は 何もかも引き裂く 鋭い爪を
ある者は 彼方まで見通す 眼を
ある者は 傷つかない頑丈な 体を
ある者は 天高く跳躍する 脚を
『これよりお前達は我々の分身』
『緋龍を主とし命の限りこれを守りこれを愛し決して裏切るな』
龍神の力を手に入れた戦士達は部族を率い、
緋龍王を守り国の混乱を鎮めた。
戦い疲れた赤き龍は、眠りにつき
四龍の戦士達は役目を終えた。
四龍の戦士はもう動かない王を想い泣いた。
大切な人を失った悲しみなのか
自身の中にある龍神の血が緋龍の死を悲しんでいるのか。
彼らにはわからなかった。
それから四龍の戦士達は、自らの力を人の手に余るものと部族の元を去り、
それぞれいずかこへ消えたという。
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