うちに動物が来た
うちに猫が来た
「…で、拾ったは良いけどこれからどうしよう…」
赤黒いもふもふ君を見つめつつ、
一体どうしたものかと考える。
まずネコの餌を、
買ってこなければならない。
ネコ専用のトイレや家とか
やはり必要だろう。
まぁこの子はネコだから、
散歩とか必要無いだろうけど。
スト、とネコが腕から離れる。
可愛らしくにゃあと鳴くと、
スリ、と足にその小さな頭を
摺り寄せてきた。
うーん…どうしよう。
ネコが足から離れると
安心感がふと消え
チラリとそちらに振り向く。
「!!?」
「よ!!拾ってくれてありがとな!!」
「だ、誰ですか!?」
「んーと、さっきまでアンタが抱えて た猫、デス」
「あの…猫、ちゃん」
驚愕、まさにその一言だった。
ピンと背筋を伸ばして
あぐらをかいた
足の上に伸ばした
手を置いている男の子。
レッドブラウンの髪に、
赤っぽい瞳。
ぴょこんと髪と同じ色の耳が
髪の間 から覗き、
ふわりふわりとまた同じ色の
細長い尻尾が揺れていた。
さっきの猫…?
確かに色は同じだと
思うけど…
やっぱりちょっと怪しい。
「なぁ、名前何つうの?」
「私?私は葵」
「葵、よろしく葵!!オレは翼!!好きに呼んでくれ!」
無邪気に笑顔を向けた翼は
私より大きなその身体で
私を抱きしめた。
これから先大丈夫だろうか…
赤黒いもふもふ君を見つめつつ、
一体どうしたものかと考える。
まずネコの餌を、
買ってこなければならない。
ネコ専用のトイレや家とか
やはり必要だろう。
まぁこの子はネコだから、
散歩とか必要無いだろうけど。
スト、とネコが腕から離れる。
可愛らしくにゃあと鳴くと、
スリ、と足にその小さな頭を
摺り寄せてきた。
うーん…どうしよう。
ネコが足から離れると
安心感がふと消え
チラリとそちらに振り向く。
「!!?」
「よ!!拾ってくれてありがとな!!」
「だ、誰ですか!?」
「んーと、さっきまでアンタが抱えて た猫、デス」
「あの…猫、ちゃん」
驚愕、まさにその一言だった。
ピンと背筋を伸ばして
あぐらをかいた
足の上に伸ばした
手を置いている男の子。
レッドブラウンの髪に、
赤っぽい瞳。
ぴょこんと髪と同じ色の耳が
髪の間 から覗き、
ふわりふわりとまた同じ色の
細長い尻尾が揺れていた。
さっきの猫…?
確かに色は同じだと
思うけど…
やっぱりちょっと怪しい。
「なぁ、名前何つうの?」
「私?私は葵」
「葵、よろしく葵!!オレは翼!!好きに呼んでくれ!」
無邪気に笑顔を向けた翼は
私より大きなその身体で
私を抱きしめた。
これから先大丈夫だろうか…