うちに動物が来た
「なぁ!葵、葵!!何か作ってくれよ!!」
「つーばーさー、揺らさないで」
「おーーーなーーーかーーーすーーー いーーーたーーー」
「んもう。じゃあホットケーキ作って あげるよ」
「ホットケーキ!?何それ美味しい の!?」
「作る人によるかな」
テスト勉強を再開して数分、
飽きたの か翼が
ゆさゆさと身体を
揺さぶってくる。
ぎゅっと腰に腕を回して
体重を掛けてくる
後ろの彼は加減というものを
知ら ないのだろうか。
仕方なくソファーから離れ
ホットケーキを作りに
キッチンへ向かう。
ホットケーキミックス
あったかな。と
棚の中を確認して一安心。
あった。
付いてくる翼は
珍しいものを見る様に
キラキラとした目で
周りを見てい た。
「翼、ちょっと離れて」
「美味いの作ってくれる??」
「うん、出来る限りは。だからリビン グ戻ってて」
「はーい!!!」
元気よく返事をした
翼を見送り、
ホットケーキミックスやら
牛乳やらを出していく。
誰かの為にホットケーキを
作るなんて初めてで
ちょっと緊張。
小刻みに手が震える。
「葵ー!!」
「ひゃ、ちょっ…と翼!もー、びっ くりしたぁ」
「紙!!紙無い!?お絵かき!!お絵かきした い!!」
「じゃあノートちぎってあげるから」
翼の世話を焼くのは、
案外楽しい。
嬉しそうな翼の笑顔を
見れるなら、 全然楽しい。
作りかけの
ホットケーキミックスを置いて
グイグイ引っ張る翼に付いて
リビングに戻った。
「つーばーさー、揺らさないで」
「おーーーなーーーかーーーすーーー いーーーたーーー」
「んもう。じゃあホットケーキ作って あげるよ」
「ホットケーキ!?何それ美味しい の!?」
「作る人によるかな」
テスト勉強を再開して数分、
飽きたの か翼が
ゆさゆさと身体を
揺さぶってくる。
ぎゅっと腰に腕を回して
体重を掛けてくる
後ろの彼は加減というものを
知ら ないのだろうか。
仕方なくソファーから離れ
ホットケーキを作りに
キッチンへ向かう。
ホットケーキミックス
あったかな。と
棚の中を確認して一安心。
あった。
付いてくる翼は
珍しいものを見る様に
キラキラとした目で
周りを見てい た。
「翼、ちょっと離れて」
「美味いの作ってくれる??」
「うん、出来る限りは。だからリビン グ戻ってて」
「はーい!!!」
元気よく返事をした
翼を見送り、
ホットケーキミックスやら
牛乳やらを出していく。
誰かの為にホットケーキを
作るなんて初めてで
ちょっと緊張。
小刻みに手が震える。
「葵ー!!」
「ひゃ、ちょっ…と翼!もー、びっ くりしたぁ」
「紙!!紙無い!?お絵かき!!お絵かきした い!!」
「じゃあノートちぎってあげるから」
翼の世話を焼くのは、
案外楽しい。
嬉しそうな翼の笑顔を
見れるなら、 全然楽しい。
作りかけの
ホットケーキミックスを置いて
グイグイ引っ張る翼に付いて
リビングに戻った。