うちに動物が来た
「美味い!!何これふわふ わ!!」
「そう?良かった」
「オレこれ好き!」
美味しそうにホットケーキを
頬張る翼の向かいで、
頬杖をついてじっと
その姿を見つめる。
ホットケーキが他より
上手いとか、
そ ういうわけじゃないのに、
ホントに美味しそうに
食べてくれるから
少し味が気になって。
無言でホットケーキを
見つめていると、
翼がこてんと首を傾げた。
「葵も食う?はい」
「え、あっ…」
「あーんだよ、あーん!」
「…ん」
「葵かわい」
私の欲求を感じ取ったのか、
翼はホットケーキをぎこちなく
フォークで 刺し私に向けて来た。
あーんとか、
された事もした事も
無かったから
よく分からなくて
少し身を乗り出して
ホットケーキにかぶりつ く。
かわい、
なんて目を細めた翼はまた
ホットケーキを食べ始めた。
そんな平和な間食中、
インターホンが 鳴らされた。
「誰だろ。翼、少しネコになって て」
「にゃ」
翼をネコの姿に戻しながら、パタパ タと玄関の方へ。 その後ろをちょこちょこと黒猫が付い てくる。
玄関を開けると、見知った顔が居た。 寒そうにポケットに手を突っ込んだ幼 馴染。
「どうしたの?はす」
「や、わかんねぇ問題一個あって。オ レ、葵のケー番知らないから」
「そっかごめんね。寒いでしょ、中入って」
「あれ…?葵、ネコなんか飼ってた?」
「ううん。ついさっき拾ったの」
さっそく翼に
気づいたはすはひょいと
もふもふの身体を持ち上げた。
ぶんぶんと
荒く尻尾が揺れている。
翼は少し嫌がっている
のだろうか、
ぴょこっとはすから逃れると
グイグ イと靴下を引かれた。
おかしくて、はすと笑いあった
___...
登場人物設定
主人公←葵(アオイ)
猫←翼(ツバサ)
幼馴染み←蓮(ハス)
「そう?良かった」
「オレこれ好き!」
美味しそうにホットケーキを
頬張る翼の向かいで、
頬杖をついてじっと
その姿を見つめる。
ホットケーキが他より
上手いとか、
そ ういうわけじゃないのに、
ホントに美味しそうに
食べてくれるから
少し味が気になって。
無言でホットケーキを
見つめていると、
翼がこてんと首を傾げた。
「葵も食う?はい」
「え、あっ…」
「あーんだよ、あーん!」
「…ん」
「葵かわい」
私の欲求を感じ取ったのか、
翼はホットケーキをぎこちなく
フォークで 刺し私に向けて来た。
あーんとか、
された事もした事も
無かったから
よく分からなくて
少し身を乗り出して
ホットケーキにかぶりつ く。
かわい、
なんて目を細めた翼はまた
ホットケーキを食べ始めた。
そんな平和な間食中、
インターホンが 鳴らされた。
「誰だろ。翼、少しネコになって て」
「にゃ」
翼をネコの姿に戻しながら、パタパ タと玄関の方へ。 その後ろをちょこちょこと黒猫が付い てくる。
玄関を開けると、見知った顔が居た。 寒そうにポケットに手を突っ込んだ幼 馴染。
「どうしたの?はす」
「や、わかんねぇ問題一個あって。オ レ、葵のケー番知らないから」
「そっかごめんね。寒いでしょ、中入って」
「あれ…?葵、ネコなんか飼ってた?」
「ううん。ついさっき拾ったの」
さっそく翼に
気づいたはすはひょいと
もふもふの身体を持ち上げた。
ぶんぶんと
荒く尻尾が揺れている。
翼は少し嫌がっている
のだろうか、
ぴょこっとはすから逃れると
グイグ イと靴下を引かれた。
おかしくて、はすと笑いあった
___...
登場人物設定
主人公←葵(アオイ)
猫←翼(ツバサ)
幼馴染み←蓮(ハス)