うちに動物が来た
「葵おはよう!」
「おはよー」
教室に着くと今日は出るのが遅かった からかクラスの半分以上が来ていた。 自分の席まで行って教科書などを机の 中に突っ込んでいく。 すると数名の女の子達が黄色い歓声を 上げた。
「何の騒ぎだよ?」
「はす、顔怖い」
「下に茶髪のイケメンが居たんだけ ど‼あれ他校生だよね!?」
「や、聞かれてもわかんn」
「葵!!!」
その時バンッと勢いよく扉が開かれ た。 荒く息を吐く口から大きな声で紡がれ た名前は私の名前。 肩と一緒に上下して、ふわふわしてる レッドブラウンの髪。
そこに居たのはまさしく翼だった。
「…ど、どうしてここに」
「弁当…忘れてた、でしょ?」
「届けに来てくれたの?」
「うん‼ね、偉い!?」
「偉い偉い。ありがとう」
手が届かない事に気づき、翼に ちょっと屈んでと言う。 座ってる時しか撫でた事無かったから 改めてこうやって翼を見ると大きい なぁ。
頭を撫でるととても嬉しそうに顔を綻 ばせた。 背伸びしてやっとで、バランスを崩さ ない為に翼の肩に手を置く。 すると翼は何を思ったのか、ぎゅっ と抱きついて来た。
「…るすばんやだ、葵と一緒がいい」
「もう、我儘言わないの」
「葵…」
「そういう顔してもダメ、下まで見 送ってあげるから」
情けない声で私の名前を呼ぶ翼を連れて昇降口まで降りて行く。 一人で大丈夫?帰れる?と問うと自分の 匂い追って帰るってしょぼくれモード で答えられた。
じゃあね翼、と手を振って校舎内に 戻ろうとすると、後ろからぎゅっと抱きしめられた。
「おはよー」
教室に着くと今日は出るのが遅かった からかクラスの半分以上が来ていた。 自分の席まで行って教科書などを机の 中に突っ込んでいく。 すると数名の女の子達が黄色い歓声を 上げた。
「何の騒ぎだよ?」
「はす、顔怖い」
「下に茶髪のイケメンが居たんだけ ど‼あれ他校生だよね!?」
「や、聞かれてもわかんn」
「葵!!!」
その時バンッと勢いよく扉が開かれ た。 荒く息を吐く口から大きな声で紡がれ た名前は私の名前。 肩と一緒に上下して、ふわふわしてる レッドブラウンの髪。
そこに居たのはまさしく翼だった。
「…ど、どうしてここに」
「弁当…忘れてた、でしょ?」
「届けに来てくれたの?」
「うん‼ね、偉い!?」
「偉い偉い。ありがとう」
手が届かない事に気づき、翼に ちょっと屈んでと言う。 座ってる時しか撫でた事無かったから 改めてこうやって翼を見ると大きい なぁ。
頭を撫でるととても嬉しそうに顔を綻 ばせた。 背伸びしてやっとで、バランスを崩さ ない為に翼の肩に手を置く。 すると翼は何を思ったのか、ぎゅっ と抱きついて来た。
「…るすばんやだ、葵と一緒がいい」
「もう、我儘言わないの」
「葵…」
「そういう顔してもダメ、下まで見 送ってあげるから」
情けない声で私の名前を呼ぶ翼を連れて昇降口まで降りて行く。 一人で大丈夫?帰れる?と問うと自分の 匂い追って帰るってしょぼくれモード で答えられた。
じゃあね翼、と手を振って校舎内に 戻ろうとすると、後ろからぎゅっと抱きしめられた。