谺する愛



一人立ちで、中々乗れない令子は、


金網の塀に捕まって、何度か挑戦するが出来ない。



真知子は、駆け寄って、手を添えてあげたかったが


遠くから見守った。



指導員も居るので、簡単には手助けはしない方が


良いと思った。



何度も繰り返し一輪車から、


下りてしまう令子がじれったかった。



自分の感で乗れるようにならなければと思った、


真知子は、工夫して挑戦する令子の姿をじっと見て居た。

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