谺する愛



令子の一輪車の練習など聞くことも忘れて、


山小屋の話に沸いた。



薄暗いところで話した男性の顔は、


良く覚えていないが、


くっきりした眉毛の下に、


光る眼差しを覚えて居た。



真知子はどきどきした胸の鼓動を



抑え切れなかった
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