谺する愛
公園はもうあちこちに2、3人の子供しか居なかった。
指導は限られた指導員で間に合う。
令子の一輪車の練習はしなくとも良いが
小森との約束があった。
小森は真知子との約束の為に、
今日は休みを取って待って居たのだ。
「どうですか。思い出の道を
もう一度歩いて見ませんか。」
真知子はもう一度小森と若い日の思い出を
噛み締めて良いかなの想ったので賛成した。
忘れかけて居た亡き夫との思い出が蘇るが
気づかれないように満面の笑顔で小森の後を
着いて歩いた。