谺する愛


小森は洗濯機も掃除機も準備してくれた。


寂しさと不安から逃れて、


安心と支えが欲しかった真知子には


思いっきり愛してみたい愛への憧れが


体中に充満して居た。


山が好きな真知子は野に咲く四季の花に


慰められながら、馴れない生活に少しずつ馴染み、


毎日食べる野菜を作れるようになった。


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