谺する愛


「お父さん、お母さん、私はもう大人よ。


卒業したら就職して、独立した生活をするね。


お父さん、お願いだから、反対しないでね。


私はもう独立しても、おかしくない年令よ。


お母さんをよろしくね。」


そう言った令子は、小森の了解を得て、


思い出の町の会社員となり、親の元を離れて行った。



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