プレゼントは・・・おにいちゃん!!?
「ふざけてないわよお。
唯、前からずーっと
お兄ちゃんがほしい、って
言ってたじゃない。
そのお願い、お母さん
かなえてあげたんだから
感謝しなさいよね~!」
それだけ言って、
お母さんはあたしの部屋を出て行った。
*
部屋に残ったのは、
あたしと、変態男。
「あんたが、あたしの・・・
プレゼントなの?」
「そーだよっ。
何回言ったらわかるんだよ。
物分かりわりいなあ」
「あっそ・・・。」
「なんだ、その返事。
もっと嬉しがったって
いいんじゃねーの?」
頬をふくらませていうその姿は、
正直お兄ちゃんじゃなくて、
弟に見えるよ。
「・・・ぷッ」
「あ?何笑ってんだよ。」