プレゼントは・・・おにいちゃん!!?

「ふざけてないわよお。

唯、前からずーっと
お兄ちゃんがほしい、って
言ってたじゃない。

そのお願い、お母さん
かなえてあげたんだから
感謝しなさいよね~!」



それだけ言って、
お母さんはあたしの部屋を出て行った。







部屋に残ったのは、
あたしと、変態男。



「あんたが、あたしの・・・
プレゼントなの?」


「そーだよっ。
何回言ったらわかるんだよ。
物分かりわりいなあ」




「あっそ・・・。」


「なんだ、その返事。
もっと嬉しがったって
いいんじゃねーの?」



頬をふくらませていうその姿は、
正直お兄ちゃんじゃなくて、
弟に見えるよ。



「・・・ぷッ」


「あ?何笑ってんだよ。」
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