プレゼントは・・・おにいちゃん!!?

「唯?」


ボーっとしてたあたしに気づいて、
敦志があたしの名前を呼んだ。



「なに?」

「なに、じゃないよ。
ご飯、ケチャップと混ぜて」


「あ、忘れてたっ」

「早くしろよー?」

「わかってるって!」






しばらくして、
机の前にはできたての
オムライスがふたつ。


「俺、作るのうまいだろ?」

「うん。びっくりした」


「一時期は料理人になりたくてさ。
今は、ちがうけど」

「そうなんだあ。
てか、あったかいうちに食べようよ」


「そーだな。」

「いただきまーす!」

「おう。」
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