プレゼントは・・・おにいちゃん!!?


一口、口に運んだ。



「あ、おいしいっ」


「だろー★俺、天才っ」


「天才は言いすぎでしょ。
おいしいのはほんとだけど。」


「珍しいな、唯が褒めるの。」

「そーかな。」



にしても、敦志が料理できるなんて
以外だなあ。


あたしも頑張らなくちゃ。



「てか唯、料理できねーだろ」


「あ、バレた?」

「俺が教えてやるよ」


「ホント?」

「ああ。」

「やったあ~!ありがとっ」






最悪な男だー、って
おもってたけど、
いいやつかも、うん。



手が触れたとき・・・
なんでドキドキしたのかな。
わかんないや。





ーあたしは、まだ気がつかなかった。
恋なんて、したことなかったから。


こんな気持ちが、
自分の中にあったなんて、
思いもよらなかった。





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