プレゼントは・・・おにいちゃん!!?
敦志のきもち
「ふ~っ…あつーい・・・」
手にうちわを持って仰ぎながら、
塩をかけたスイカを食べる。
もう、夏休みに入ったあたしは、
終わりの見えない宿題に
手をやいていた。
「あっちいなー…」
敦志は、あたしの部屋で
寝っ転がりながら
雑誌を読んでいる。
なんだか、
一緒にご飯を作ってからは、
敦志に対する見方が変わり、
別に普通になった。
「スイカ食べたらあ?」
雑誌を読んでいる敦志に、
スイカを勧める。
「さんきゅー。」
そう言ってスイカを受けとる敦志。