愛してる。 〜愛してる。とか言わないで☆続編☆〜
「あー気になる。気になる。気になる」



足をバタつかせて机にうつ伏せに倒れこんだ私に那美は、呆れ顔。



「じゃあ聞けばいいでしょ?問い詰めて吐かせばいいじゃん」



那美の言葉に首を振った。


「だって…楓のこと信じてないみたいで。楓の真剣な顔見てたら自分が間違ってるような気持ちになってきて…」



那美は穏やかな声で、



「楓は莉子を絶対に裏切らないよ。私はそう思う」



そう言った。



「うん…」



昨日の二人の姿を思い出しながら込み上げる不安を抑え込んだ。



「昨日…友也に偶然会った」


「え?」



那美は私の顔を見た。



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