愛してる。 〜愛してる。とか言わないで☆続編☆〜
「今日も…ごめん!!」



楓の言葉にもう嫌気がさしてきた。



「あのさぁ…もういいから。毎日言いに来なくていい」



私は目も合わさずに言った。



「ごめん…」



なんで謝ってんの?



「ねぇ…楓かわいそうだよ」



那美が言った。



「かわいそうなのは私!!」


私は大きな声で那美の言葉を遮った。



那美はため息をついた。


これが最後の登校日。



卒業式まで学校に来る日はない。



最悪な雰囲気で休みに入った。



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