愛してる。 〜愛してる。とか言わないで☆続編☆〜
「じゃあ」


そう言って去って行った後の楓はしばらく無言でモジモジして…



子どもの頃の楓みたいだった。



「ほら、モジモジすんな!男なんだから!」



私は子どもの頃みたいに楓の背中を叩いた。



「うっせぇ〜」



楓は私の頭に手を置いて髪をくしゃくしゃにした。


「キャー」



ボサボサになった頭を押さえながら笑った。



「も〜!バカァ」



逃げる楓を追いかけた。


私はくすぐったい気持ちに一人でにやけた。



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