橋の向こう


「君はあのときの?」


男はフードを深くかぶり顔はよく見えないが月の光に微かに照らされ少し見えている。


少し驚いているように見えた。


「貴方にずっと会いたかった」


「でもあの時は120年前君が生きているはずがない」


それで驚いていたと言うことを理解した。


「それを言うならあなたもよ」


「そうだね」


「私もう帰らないと」


「また会えるか?」


「えぇまた会いましょう」


私は馬に乗り国の方へ帰った。

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