橋の向こう


町に来ると夜だというのにいつも以上に騒がしかった。


屋敷へつくと私の前ヘ志輝が現れた。


「琴音様お帰りなさいませ」


「あわただしいけどどうしたの」


「村人がまた」


またの後に続く言葉を私は分かっていた。


「案内してくれる?」


空は近くにいた者にお願いし志輝と私は祈りの間についた。


襖を開けると母親らしき女と女にだかれている少女は体に呪いと言われる黒い斑点が肌にできていた。


「琴音様娘が娘が…」


母親はパニックになっていた。


まぁこの状況を見て冷静な人はいるわけないだろう。

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