私は立派な楠に腰掛けて。

赤の他人の優しさに触れ、計り知れない喜びを感じ、気の遠くなるような心の底からの笑いもあった。ただただ、楽しい日もあった。

ある日走馬灯のように思い出したのは、「また明日」の声だった。

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