毒舌とうさぎ




午後は俺は死んでいた



むしろ午前中来てないのになんで寝てるんだと怒られた



仕方ないだろこっちは彼女に振り回されてるんだからと言ってやりたかったがそうもいかない



あー早く帰りたい




そう思った俺は午後の授業をダルく受けた
そして授業も終わりホームルームが終わり



やっと学校が終わった



「よーし!帰ろー!」



俺は全てを解き放たれたかのように叫んだ


帰る気満々だった



しかし俺は忘れていた



「五木田は放課後職員室に来なさい
遅刻の件で話がある」



「え?」




そ、そうだ!遅刻したんだった!!



俺は罰があるというのをすっかりと忘れていた


早希との絡みが罰のような気もしていたからだ



ま、まじかよ…



「へーい!蓮!じゃあお疲れ!」


田倉が俺の背中を叩いて陽気に手を振った



「う、うぜー」


「まあ遅刻するのが悪い」



エマの一言が俺を黙らせる



俺はイツメンの4人を睨みながら教室を出た



俺は職員室に向かう



何回か行ったことあるからどこかはわかる


階段を下りる時に俺はあいつを見かけた



やはり華奢な背中が目に入る



そう、栗原だ





< 32 / 66 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop