毒舌とうさぎ




ここのIZだが以前あいつと会った時以来から誰も通っていないはずだ



だからこそ俺と早希はなかなかスリルなことをする




早希が俺の首に腕を回し


キスをしてくる




もう何秒だったのかわからない


息苦しくなった頃に俺は早希から顔を離した



「どうした?いきなり」


そう言うと早希はもう一度俺に一瞬だけキスをした



「こんなに蓮がいない時間初めてだもん
もっといっぱいくっついてたい」



俺の背中はIZのいわば端っこに押し付けられている


逃げ道がない



早希はクラスの中でもトップクラスに可愛い


そんな彼女だけどやはりずっとくっつくのは俺にとってはただの上着のようなもので暑い時は離れていたい


だから寝坊で少々急いだ俺は暑くてうっとおしかった







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