毒舌とうさぎ




な、なんだこの状況は




俺はうさぎとライオンを両隣に連れて歩いていた




「ねえ蓮、罰って2人で受けてたの?
何したの?どのくらいの時間やったの?
辛い?それとも楽しい?」


「質問は一個ずつにしろよ!」


「だって気になるんだもん
全部全部」


「罰なんて大したことしてないからな
二人三脚で草むしりだぜ?
ばかみてーだろ?」


「でも蓮はこの子にちょっかいかけてるじゃん
多分、この子に悪気はなくて蓮が一方的に仕掛けてる気がする」


勘がいいな早希は



朝から俺が一方的に栗原を振り回していた



俺から話しかけ


うさぎを見つけて一緒に捕まえさせた



まだまだ俺は高1の元気な男の子だからこそ楽しいことをしていたい気持ちが起こしたことだった



「まあ、俺が確かに栗原を振り回した!
認める!ただやましい気持ちがあれば俺は認めないで言い訳をしてたぞ
どうだ、早希もこいつと仲良くしねーか?
おもしれーぞこいつ、人参見て笑ってるんだぜ?」


「何がおもしろいの、不気味なだけじゃん」



俺に似て早希も本人の前でガツガツ言いたいタイプの人間だ





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