毒舌とうさぎ





「……おう」





俺はわざと素っ気なさそうな返事をする




栗原にドキドキしてるなんて知られたくないからだ




家の中に入ってしばらく考え込む





まさかそんなはずはないよな?




普段見えない顔がたまたま綺麗だったから動揺してるだけに違いない



絶対にそうだ




あんな怯えてばっかのめんどくさいやつに俺はドキドキしない





押し殺そう、こんな自分は大嫌いだ




俺には早希がいるし





寝て忘れよう




俺には早希がいる








と言いつつ




寝て起きたら夜の7時





草むしりのしすぎでなんだか腰が痛い




そのままなんだかんだ1日がおわって





早希に連絡をすることもないまま朝を迎えた











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