毒舌とうさぎ
「なに？」
俺はイライラしながらも抑えてのんに言うと
「レンって栗原さんって子と仲良いの？」
俺はこの時、なぜかやばいと思った
知られたくない自分だけのものだったのがみんなに知られて自分のものじゃなくなる気がして焦る
「どうなの？」
「……いいや？仲良くはない
ただ同じ学年のやつがたまたま居たから話しかけて
話しかけたことがあったから一緒に学校行って遅刻しただけだ
栗原とはその程度の仲だよ」
俺は多分嘘を言ってる
「本当に？」
「おう」
たまたま居たから話しかけたのは本当だったけど
変な約束事をして少し興味を持ってからかったりしているのはまだ言えない
「まあ私は栗原さんのことなんとも思ってないし早希の味方でもレンの味方でもないよ？
でも、早希が感じてることは理解してあげないと可哀想だなって」
んまー確かにな
後で早希に謝ろう
