毒舌とうさぎ




「早希がそういうつもりなら、」



「はあ!?バカじゃないの!?」



「え?」




早希は俺の腕を引っ張り




「誰があたしに関わらないでって言ったの!?
栗原さんと関わらないでってことだよ!」



「………ふぁい???」



思わず間抜けな返事が出る




へ?なに?




まだ理解が出来てない




「なななな、なに??
どどどど、どゆこと??」



動揺MAX村井




「だー!かー!らー!」



一方早希はイライラMAX村井






「栗原さんと関わらないでくれればそれでいいよ
本当に反省してるならね?」



「……そ、そっか!」





俺はまだ頭の回転が働かなかったのか



後から思い出す




栗原と関わるな?





それは無理だった





なぜなら俺は栗原とお祭りに行く約束をしているからだ





しかもそれを今早希に言うと本気で殺されそうだ




殺されるか、ち〇こちょん切られるか、きん〇ま握り潰されるかどちらかだろう




早希ならやりかねない




だから俺は隠すことにした




「おう、たまたま会っただけだからな
そんなの余裕だ、あいつそもそも友達いないし」




とあくまでも余裕な顔つきで俺は言う




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