Dream*Voice
美音side*
何分泣いたか分からなかった。
大夢君が呼んでくれたであろう警察の人が来て、先生もきて、色んなことを聞かれた。
その間、大夢君はずっと、背中をポンポンしてくれた。
男は大夢君に蹴られたあと、すぐ逃げたらしいけど、すぐに捕まったみたい。
一か月も前からストーカーしてたらしい。
そんなに長くつけられてたなんて...
正直、ぞっとした。
事情聴取がおわり、私は家に変えることになった。
『大夢君、ほんとに、ありがとう..ほんとに、ありがとうっ....!!』
「俺は平気だから、美音ちゃんが無事でよかったよ...」
トクン....
『....っ...』
そういいながらクシャっと笑った大夢君に、ほんの少し、
胸が鳴ったきがした。