Dream*Voice
「ちょ、美音....」
『コソッ 私は大丈夫だから。楽しもうよ。』
「うん…美音がいいなら良いけど...」
「もぉ~はやくいこぉ~よぉ~」
「そうだよー。じゃ、となりのカラオケ店に移動しようぜー。」
隼人くんと言葉に皆が動き出す。
私もみんなのあとについてった。
少し足が重かったけど。
大丈夫。紗記がいるから。たえられるはず。
少しふらつきながらあるいていると、後ろから声がした。
「大丈夫??」
少しハスキーな低い声。
それは、小さいときに言ったコンサートのボーカルの人の声に似ていて、
ドキっとした。