Dream*Voice
『あ、だ、大丈夫。ありがとう。』
「そ?ならいいけど。気分が悪いなら無理すんなよ。」
『うん...』
話しかけてくれたのは、黒髪サラサラストレートの爽やかな感じの人だった。
モテそうだと見た瞬間おもった。
優しいな。とも思った。
「じゃぁあー!!自己紹介タイム〜!!」
「「「いぇーーーい!!!」」」
『い、いぇーーい..』
合コンって、こんなハイテンションなのかっっっ...
と一人驚いていると、
「みーおーんっ!!」
『えっっ!!なに!!!』
「も〜!!次、美音だよ!」
『えっ!あ、えっと、相川美音です。好きな食べ物はチョコです。よろしくです。』
自己紹介..こんなんでいいのかな..?
「みおんちゃんかー!よろしく!」
あ、さっきの爽やかそうな人のとなりに居た人....
『よ、よろしくね!!えっとぉ..?』
「あーごめん!!次俺か!!俺は佐藤海斗(satou kaito)ベースやってまっす!!よろしく!!」
海斗君っていうのか....
「じゃあ、次は俺だな。」
あ、さっきの人。
密かにこの人に興味を惹かれている自分がいた。
ダメダメ!今日会ったばかりなんだから。
そう、言い聞かせた。
「俺は大塚大夢。夢は歌手になること。よろしく。」
……歌手.....
嫌な思い出が一気に蘇る。