情熱のメロディ
カイに手を引かれ、城のエントランスからカイの移動呪文で辿りついた場所は王家御用達と言われている服飾店だった。
事前にカイが手配していたのか、店主が恭しく出迎えてくれて奥の部屋へ案内される。そこにはすでに色とりどりのドレスが並び、靴やアクセサリーも用意されていた。
「素敵……」
突然のカイの誘いに戸惑いながらもついてきたアリアだったが、女性ならば一度は夢見るような光景に、思わずうっとりとしてしまう。
「開会式と閉会式、ソロコンサートに僕とのデュオ、4着……かな?それぞれアクセサリーや靴も揃えたい。デュオは僕との共演だから赤にして……」
フラメ王国――王家――の象徴は炎だ。そのため、正装は赤を基調にしている。王子のカイと並ぶのなら、色を合わせて赤いドレスを選ぶのが良いだろう。
「アリア、まずは奥の試着室で採寸してもらっておいで」
「は、はい!」
近くに控えていた女性の店員に促され、アリアは試着室へと入った。さすがはプロといったところか、彼女はテキパキと採寸を済ませ、アリアはカイが待つフロアへと戻される。
事前にカイが手配していたのか、店主が恭しく出迎えてくれて奥の部屋へ案内される。そこにはすでに色とりどりのドレスが並び、靴やアクセサリーも用意されていた。
「素敵……」
突然のカイの誘いに戸惑いながらもついてきたアリアだったが、女性ならば一度は夢見るような光景に、思わずうっとりとしてしまう。
「開会式と閉会式、ソロコンサートに僕とのデュオ、4着……かな?それぞれアクセサリーや靴も揃えたい。デュオは僕との共演だから赤にして……」
フラメ王国――王家――の象徴は炎だ。そのため、正装は赤を基調にしている。王子のカイと並ぶのなら、色を合わせて赤いドレスを選ぶのが良いだろう。
「アリア、まずは奥の試着室で採寸してもらっておいで」
「は、はい!」
近くに控えていた女性の店員に促され、アリアは試着室へと入った。さすがはプロといったところか、彼女はテキパキと採寸を済ませ、アリアはカイが待つフロアへと戻される。