彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐
「おっす。今日は早いな」


諒が美奈に手をあげて挨拶する。


「おはよう。燈里に話しがあって早めにきたの」


美奈はそう言うが、俺としせんを合わせようとしない。


「話しってなに?」


「カバン置いてきなよ」


教室内で立ち話。


というワケにはいかなさそうだ。


俺は諒と顔を見合わせ、素直に自分の机に向かった。


美奈が俺に話し?


一体なんだろう?


美奈の表情からは何も読み取ることはできなかった。


でも、いい話しじゃない予感がする。
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