彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐
美奈のバイト先がどこかはわからないけれど、きっとそう遠くはないコンビニだろう。


そこで彼氏人形を知っている人がいて、しかも購入者ともつながりがあったなんて……。


その事実だけでも十分衝撃的な話しだった。


それなのに……。


「全員死んだ……?」


俺はそう聞き返した。


美奈は頷く。


「ただ、良子さんがあたしを怖がらせるために嘘をついた可能性もあるから、そのままを信じる必要はないと思うの」


「そうか……」


そう返事をするものの、嫌な予感が胸に渦巻く。


もし、万が一。


良子さんという人が話した事が、全部本当なら?


そう考えた瞬間、死んでいる自分の姿が浮かんだ。
< 179 / 436 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop