彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐
「じゃぁ、あたしは今日もバイトがあるから帰るね」
美奈がそう言い、俺を諒に手を振る。
俺と諒も手を振り返した。
「俺も、今日親父の誕生日だから早く帰ってやんないと」
「あぁ。おじさんにおめでとうって伝えといてくれ」
「わかった。じゃぁな燈里」
「またな」
手を挙げて教室を出る諒。
俺は諒の後ろ姿を見送ってそっと息をはきだした。
俺は今日早く帰る必要はない。
今から結音の所へ行こうか。
そう考えるけれど、頭の中には薫子の事で一杯だった。
このままの自分で結音に会う事なんてできない。
結音に失礼だ。
そう思い、俺も真っ直ぐ家に帰ることにしたのだった。
美奈がそう言い、俺を諒に手を振る。
俺と諒も手を振り返した。
「俺も、今日親父の誕生日だから早く帰ってやんないと」
「あぁ。おじさんにおめでとうって伝えといてくれ」
「わかった。じゃぁな燈里」
「またな」
手を挙げて教室を出る諒。
俺は諒の後ろ姿を見送ってそっと息をはきだした。
俺は今日早く帰る必要はない。
今から結音の所へ行こうか。
そう考えるけれど、頭の中には薫子の事で一杯だった。
このままの自分で結音に会う事なんてできない。
結音に失礼だ。
そう思い、俺も真っ直ぐ家に帰ることにしたのだった。